イベント情報

[8月21日(土)] 「名古屋入管死亡事件の真相究明のためのビデオ開示再発防止徹底を求める8.21集会」【zoom】

日時 : 8月21日(土) 14時~16時

主催 : 「ウィシュマさん死亡事件の真相究明を求める学生・市民の会」

2021年3月6日、名古屋入管に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマさんが亡くなられました。
彼女は歩けないほど衰弱し、入管に対し点滴を求め、仮放免申請(一時的に収容から解かれるための申請)も出していましたが、入管はその求めをどちらも拒絶しました。
なぜ、真相究明・再発防止を求めるのか、それはウィシュマさんの死亡事件の真相究明と再発防止が、ウィシュマさんのご遺族と、今も入管に収容されている被収容者、日本在留を望む仮放免者の切実な願いだからです。
ご遺族は、「娘の死の無駄にしないで欲しい」「二度と入管の中で同じ事件が起きないようにして欲しい」という想いでいます。
全国の収容施設に収容されている被収容者も、今回の死亡事件を受けて、次は自分が死ぬかもしれないと恐怖を感じながら生活することを強いられています。
これまでも、各地の入管の収容施設における被収容者の死亡事件は後を絶ちません(2007年以降17人)。
その背景には、退去強制令を受けた者を厄介者扱いし、追い返す対象としか考えない、法務省入管庁における収容‐送還方針があり、この下で医療、食事などの被収容者の処遇、仮放免者への対応が行われており、ウィシュマさんも収容-送還方針の犠牲者です。

今回の死亡事件は、入管の強大な裁量権に裏付けられた、差別や人権侵害を見過ごしてきた、私たち日本社会の不作為でもあります。
ウィシュマさんの死亡事件の真相を解明し、入管の差別、偏見に基づく誤った対応を見直し、再発防止を徹底化させることが、ご遺族や全国の被収容者、仮放免者の願いです。
この事件の真相究明を求めるため、ウィシュマさんのご遺族がスリランカから来日し、ウィシュマさんが収容されていた居室の、監視カメラ映像の開示を強く求めています。
しかし、入管は、「保安上の理由」等を掲げ、かたくなにビデオ開示を拒んでいます。ビデオ開示をご遺族にさえ拒否するのはなぜでしょうか。
ビデオを開示すれば、入管にとって都合の悪い真実が明らかになるからですか。
このような入管の態度は、より広範な日本社会からの、入管行政に対する不信感を招いています。

今後、①社会的世論の形成、②国会議員への働きかけ、③ビデオ開示を求める署名活動を展開していきます。
一人でも多くの方がウィシュマさんの死亡事件の実態を知り、ご遺族や当事者の切実な想いを広く発信し、法務省入管庁に真相解明、再発防止を迫る、強くて広範な世論をつくりあげていくことが、日本社会としての責任を果たすことになると考えて、今回の集会を開催することにしました。
ぜひ多くの方にご参加いただきますようお願いいたします。


【参加申込】
参加希望の方は、下記フォームに申込ください。ZoomのURLをお送りします。
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